Empressia Message Generator
目次
概要
Empressia製のメッセージ管理ライブラリ&ツールであるEmpressia Messageの一部です。
Empressia Messageのメッセージクラスなどを生成するためのライブラリ兼ツールを提供します。
使い方
基本は、Gradle用プラグインを使用したクラス生成を想定しています。
ここでは、主に、それ以外の使い方によるクラス生成を紹介します。
Generatorで生成されたクラスの使い方は、Empressia Messageを参照してください。
メッセージプロパティの配置場所
元となるメッセージプロパティは、プロパティを想定しています。
何も設定しない場合、以下の順にファイルを探します。
- src/main/resources/message.properties
- src/main/resources/messages.properties
これは、MessagePropertyFilePathsを指定することで変更できます。
複数指定できるのは、複数のLocaleのファイルを読み込むためです。
先に指定したファイルが優先的に読み込まれます。
クラス生成後は、これらのファイルには、リソースとしてアクセスされます。
何も設定しない場合は、見つかったファイルに応じて、自動で設定されます。
自動設定がうまく動かない場合は、MessagePropertyResourceLocationを指定してください。
Javaからの使用
ライブラリを追加します。
Gradleであれば、例えば、以下のようにします。
dependencies {
implementation(group:"jp.empressia", name:"jp.empressia.message.generator", version:"1.0.0");
}
MessageGeneratorクラスのperformメソッドを呼び出します。
MessageGeneratorConfigurationで動作の設定を行います。
主な設定は、以下の通りです。
設定名 | 説明 |
---|---|
BaseDirectoryPaths | 相対パスを解決するための元となるディレクトリのパスです。 |
MessagePropertyFilePaths | 入力となるメッセージプロパティファイルです。 |
MessagePropertyResourceLocation | 入力となるメッセージプロパティファイルです。 |
Author | 著作者です。 |
SourceDirectoryPath | 出力先となるソースディレクトリです。 |
PackageName | パッケージの名前です。 |
MessageClassName | メッセージクラスの名前です。 |
ExceptionClassName | 例外クラスの名前です。 |
AdaptorClassName | アダプタークラスの名前です。 |
SuppressOutputExceptionClass | 例外クラスを出力するかどうか。 |
SuppressOutputAdaptorClass | アダプタークラスを出力するかどうか。 |
CommentoutGeneratedAnnotation | Generatedアノテーションをコメントアウトするかどうか。 |
CreateMessageIDConstants | メッセージのIDの文字列表現の定数を作成するかどうか。 |
最新の設定情報は、MessageGeneratorConfigurationクラスを参照してください。
コマンドラインからの使用
以下のライブラリを--module-pathで読み込めるように設定して。
jp.enpressia.message.generatorモジュールを実行します。
- jp.enpressia.message.generator
- jp.enpressia.message
- jp.empressia.picocog
- picocli
- picocog
例えば、以下のようなコマンドになります。
java --module-path "path/to/libraries/" --module jp.empressia.message.generator
コマンドに渡す引数があれば、さらに後ろに追加します。
たとえば、ヘルプをみる場合は、
java --module-path "path/to/libraries/" --module jp.empressia.message.generator --help
や
java --module-path "path/to/libraries/" --module jp.empressia.message.generator -Help
などとします。
指定できるオプションとパラメーターは、
MessageGeneratorConfigurationの設定名の先頭に『-』をつけたものを、
だいたい、そのまま使えます。
詳細はコマンドのヘルプを参照してください。
Gradleからの使用
Gradle用のプラグインの説明を参照してください。
ライセンス
いつも通りのライセンスです。
zlibライセンス、MITライセンスでも利用できます。
ただし、チーム(複数人)で使用する場合は、MITライセンスとしてください。
使用しているライブラリ
- Empressia Message Library
- EPicocog
- picocli
注意
プロジェクトはVSCodeのJava拡張機能ではテストを実行できないようです(2021/05/01)。
Gradleからは実行できます。
Javadocの中身がないのは、JDK11の不具合のためです。